時事ネタ

大転職時代の幕開け!?生産性、経済成長、賃金。すべてが置いてかれている日本

Photo by Luke Chesser on Unsplash

22年1月4日の日経新聞にこんな記事が載ってました。

成長の未来図(3)コロナが促す大転職時代:日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78901400U2A100C2MM8000/

こうみるとONE PIECEの『大海賊時代』っていう言葉が、現実とはかけ離れているのに耳馴染みがいい、すごい言葉なんだなぁと実感しますね。

と、脱線はここだけにしておいて、詳しくは記事を読んでくれればと思うんですが、要約すると、

昨年の9月、アメリカでは自発的離職者(非農業部門 / つまりサラリーマンで退職願を出して辞めた方)が就職者の3%になった。さらに、昨年夏の調査によると55%の人が1年以内の転職を考えているとのこと。

じゃあ日本は?というと、全く同じ比較ではないですが参考までに、21年11月の総務省の調査によると、自発的離職者は72万人。労働力人口が6,832万人なので、割合は1%。

参考
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

アメリカの情報はちょっと古いですが、19年のデータによると労働人口が16,353万人。仮にこれの3%だとすると490万人ですね。

参考
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

このひとつの企業への依存により日本に何が起こっているのかというと、停滞が生まれ、賃金上昇やもっというと日本全体の経済成長を阻害しているといこと。

たしかにそうかも。

でも、確実に流れは変わってきてる。

流れは来ているから乗らないと、あっという間に置いてかれちゃう

もちろん、そういった日本の中で、別の我が道を進む人はいたかと思うんだけど、YouTubeをはじめとした様々なメディアが発達し"当たり前" になったこともあり、多くの人がその道を見て、そして

『羨ましい』

という感情を抱くようになったんだと思います。

しかも、自分にも届くかもしれない距離感に感じる。

本当は、全くそんなことなく、ものすごい距離の離れた世界の話なんだけど、それでも”近いかも”と思えることはすごく大きい。そのことで、挑戦する人が増えましたよね。

おそらく僕もそう。じゃなきゃブログ書いてないしw
自分がこうやってブログを書いている時点で、自分さえやってる=みんなやってる。やれる。と思います。

これによって、程度はあれど、自分の頭で考えて、自分の足で歩く人が多くなった。

雪玉のように、坂道を転がり始めてしまえば、大きく早くなっていく。

これは絶対に大きくなります。

だから乗り遅れないこと。これが大事なんだと思います。

それでも置いてかれる日本

とはいえ、じゃあ日本が世界に置いてかれるってことはないんじゃないのか?

と聞かれると、僕の意見は、今の時点では「置いてかれるという」ようになります。

ひとつひとつのサービスや企業、個人は輝くものがどんどん出ると思う。

でも、日本をコントロールしているのは ”そうではない人たち”

それは決して、日本をつくる政治家や大企業だけでなく、多くの国民がそう。

これはひっくり返せないよ。

もちろんそれを一方的に批判するつもりはないですし、もちろん僕にそんな権限はないと思う。

ただ、日本の経済成長を支えた成功体験に年齢という重しをつけたら、誰でももう動けない。しかも、そこだけではなく、その世代が今の若い人たちの親である状況。

子供は大部分を、親の影響を受けて育っていくことは間違いないですよね。

そう考えると、当分負のスパイラルからは抜け出せる気がしない。

もちろんもちろん、それが全て負だと言うわけではないと思いますが。

僕はそんなふうに思います。

歌舞伎という伝統に挑戦する市川海老蔵さん

そんなことを考えながら、Voicyでキングコング西野さんのお話を聞いていました。

どうやら、本日1/4からあの絵本のプペルが歌舞伎として上演されるんだそう!
しかも市川海老蔵さん一家が主演。

『プペル~天明の護美人間~』
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/737

そのことに関して、今日西野さんがVoicyで話していましたが、『歌舞伎はこうであるべき』という圧力に何度も出くわしたそうです。

西野さんも、別に歌舞伎をぶっ壊すためにやっているわけではなく、伝統を守りつつ、さらに裾野を広げることをミッションとして取り組んでいたとのことなので、歌舞伎の芯は捉えていたんだと思います。

それなのに。

歌舞伎に限らず、この『こうあるべき』これがいかに強敵か。。。

この西野さんも紹介していた記事に書かれていた言葉にグッときました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/447f4b2b338eebdf9f14793cd692aa72a0cdbf95

「新たなファンを獲得しないと歌舞伎の未来はない」と危機感を募らせる海老蔵は「革命を起こし、改革していきたい」と強い意欲を見せている。
〜中略〜
歌舞伎界が衰退すれば、元も子もない。海老蔵は古典を継承するためにも新作に挑戦する。

演劇記者が見た新作歌舞伎「プペル」初日「歌舞伎の新たな可能性を感じ、古典の魅力を再認識」/ 報知新聞社

全然違う世界にいますが、この気持ちすごく大事ですよね。

しっかりと未来を見据える。

継承するために挑戦する。

また新たな気持ちで動いていきたいなーと思います!

今日も読んでいただいてありがとうございます。

ぽんど

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